連載
暮らしと聴くこと
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できるときに、後からでも、聴いてみる
聴き手も生身の人間です。
心と体のコンディションが良くないときもあります。
・仕事で疲れた
・人間関係でいやなことがあった
・時間を急いでいる
・イライラしている
・お腹がすいている
そんなときは、相手の気持ちを落ち着いて聴くことは
難しいときがあります。
「そんな考えではダメだと思うよ。」と否定したくなったり
「じゃあ、こうしたら?」と
話を早く終わらせたくなることもあるかもしれません。
大切なのは、
相手の気持ちを聴けなかったとき
その後どうするか?です。
わたしは、
「できるときに、後からでも聴いてみる。」ことをおすすめします。
自分の気持ちが落ち着いてから、
今なら聴けそう、と思う時。
その日が難しくても、
次の日でも、その次の日でも、自分の「できるときに」聴いてみる。
例えば
「さっきのことだけどね、〇〇ちゃんは、
今日は楽しいことがなくていやだったんよね。」
「昨日は時間がなくて聴けなかったけど、今は聴けるよ。話してみん?」
相手は「もう(その話は)いいよ」「忘れた」と、
話をしないかもしれませんが、
話してみない?と言ってくれた人が、
あのときのことを覚えてくれていて、また関わろうとしている、と
思えることはあたたかい気持ちになります。
もちろん相手だけではなく、
自分にとっても無理のない関わりとして
「できるときに後からでも」という
姿勢もとりいれてみてくださいね☺️
余分な力が抜けて、きっと心が楽になりますよ☺️
〜「できるときに後からでも聴いてみる」ことは
自分の気持ちも楽になります〜