お知らせ
- 活動報告
「気持ちに寄り添える医療従事者になりたい」〜広島県立庄原格致高等学校さんでの講義から〜
先月のことですが、
広島県立庄原格致高等学校さんからご依頼をいただき、
生徒さんへ講義をさせていただきました。
こちらの学校には「普通科 医療・教職コース」という学科があり、
将来、医療職や教職を目指す生徒さんが学ばれます。
今回は「医療コース」の1.2年生さん約30名様に講義をいたしました。
テーマ「心に寄り添う聴き方について」です。
医療に携わる人は、病気やケガ、健康に心配のある人に関わります。
心が辛くなっている人に関わる場面が多々あります。
そこで、将来の仕事、そして今の学校生活にも役に立つ
相手の気持ちに寄り添う聴き方についてお話しました。
私は看護学生の時、
病院実習で患者さんとのコミュニケーションにかなり困ったことがあります。
聴く力を身につけておくと、患者さんを支えるのはもちろん、
看護する側の心も支えていきます。
自分の経験も思い出しながら、
生徒さんの力になりたい、という思いでお話をしました。
講義の一部ですが
友達同士の会話でロールプレイをしました。
場面は、友達が部活でケガをして、なかなか治らず辛い思いをしている時
「なかなか治らなくて不安になるんよ」
と言われたら、どういう風に気持ちに寄り添うのか、
についてロールプレイを通して学びました。
また、看護師と患者の会話から
聴くことのポイントや効果も考えました。
生徒さんは積極的に演習や話し合いに参加してくださり、
発表もどんどんしてくださいました。
熱心に学ばれる姿勢に、とても嬉しい気持ちと元気をいただきました。
また、講師紹介や、講義後の感想、謝辞などの進行も生徒さんがしてくださり、
とても頼もしさを感じました。
講義が終わった後、感想をわざわざ伝えにきてくれたり、質問にきてくださったり、嬉しく思いました。
講義の感想文をいくつか見せていただきました。
・相手が悩んでいる時、励ますよりも気持ちに寄り添うことが大切だということがわかった。
・傾聴する時は沈黙を効果的に使いたい。
・実際に話す側と聴く側になってそれぞれの気持ちを体験できてよかった。
・講義の中で、今までの自分の聴き方を振り返ることができた。
・相手が「あー話してよかった」と思える聴き手になりたいと思った。
・聴くことは相手にも自分にもメリットがあることを学んだ。
・周りの人たちに寄り添うことができる素敵な医療従事者になれるよう、頑張りたいと思います。
・家族や友達にも生かしていきたい。
本当にたくさんのことを感じてくれたのだなあ、と嬉しく思いました。
また、
「ありがとうございます。おもしろかったです」という記載もあり
「おもしろかった」と思ってもらえたことも嬉しく思いました。
今回の講義が
今の、そして将来の生徒さんの
あたたかなコミュニケーションにつながりますように
広島県立庄原格致高等学校さんの生徒さん、
そしてお世話をしてくださった先生方、
本当にありがとうございました☺️