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活動報告

広島県立皆実高等学校、衛生看護学科3年生さんへの授業・2回目

広島県立皆実高等学校、衛生看護学科3年生さんへの授業2回目を終えました。

 

 

非常勤講師として

「看護臨地実習に求められるコミュニケーションの技術について」というテーマで、

実習で関わる患者さんの気持ちを傾聴することについて、演習を通して学びます。

 

演習の一例です。

「注射に行きたくない」と嫌がる患児さんと

看護師の会話を提示しました。

 

患児「注射に、行きたくない。」

看護師「             

がんばって行ってみようよ。」

 

看護師の         のところにどんな言葉が入ると

患児さんは、気持ちが落ち着き、注射に対して少しでも前向きになれるでしょうか?

 

〜という問いを投げかけたところ、

生徒さんたちはこれまでの学びをしっかり習得されて

 

「行きたくないんだね。でも行ってみようよ。」

といったん患者の言葉を受け止めて、

注射をすることを促す言葉を考えておられました。

 

他には

「注射がいやなんだね。」

「怖いんだね。」など共感の言葉もありました。

 

患者が何か抵抗を表現した後、

看護師が何か話したい時。

 

看護師が話す前に

いったん患者の思いを「そうか。」と受け止めたり、

患者の言葉をくり返したりしてみると

患者だけではなく、看護師の気持ちも落ち着くことも体験しました。

 

無理やりケアをすること・ケアされること。

お互いが気持ちの良い状況でケアをすること・ケアされること。

 

後者の方が看護師と患者の信頼関係がでいることも、共有しました。

 

授業では、生徒さんたちに考えてもらうこと、

演習などで体験してもらうこと、そして事例検討で具体例から学んでいただくことを

大切にしています。

 

今回も、みなさん、熱心に取り組まれていました✨

 

そして、演習中グループをまわり、お一人お一人とお話をすることも、

とても楽しい時間です☺️

わたしが話しかけると、みなさん自分の思いを話してくれます。

 

あ〜そんなふうに感じるんだ、という驚き。

わたしも看護学生の時、そうだったなあ、と懐かしい気持ち。

気づく力やそれを言葉にする力に、感動や尊敬の気持ち。

 

そして、お一人お一人かわいらしいなあと感じます☺️

 

2回目とあって、私自身の緊張もほぐれ、教室にいることの心地よさも感じました☺️

 

次回3回目が最後になります。

 

生徒さんが、患者さんとの関わりに安心感を持って実習に臨めるよう

お手伝いをしたいと思います。

 

 

 

さて、こちらの写真。

校庭の紅葉。先週より色づいていました。

そして空の青。

とてもきれいでした😊