お知らせ
- 活動報告
広島県立皆実高等学校、衛生看護学科3年生さんへの授業・1回目
広島県立皆実高等学校、衛生看護学科3年生さんへ非常勤講師として授業をいたしました。
テーマは「看護臨地実習に求められるコミュニケーションの技術について」です。
実習で関わる患者さんの気持ちを傾聴することについて、演習を通して学びます。
もう30年以上前のお話ですが、私が看護学生だったとき、
実習で受け持たせていただいた患者さんとのコミュニケーションについて、
かなり悩みました。
どうしたら患者さんと会話ができるか?
どうしたら元気を出してもらえるのか?
どんな言葉をかけたらいいのか?
そんな時、ヒントを探して図書室で見つけた本は、
臨床心理学者カール・ロジャーズ著の受容と傾聴についての本でした。
相手のありのままを受容し、
ありのままの気持ちを傾聴することの大切さが書かれていて、
その時のわたしにはなかった姿勢でしたので、大きな衝撃と希望を見出しました。
受容と傾聴の姿勢を持って、患者さんと関わると、
お互いの気持ちもほぐれ、だんだんとあたたかな関係ができていきました。
受容と傾聴の大切さと素晴らしさを知りました。
これが、今のわたし活動の原点だと感じています
今のわたしが、できること。
看護学生さんに、患者さんの心を助け、
あたたかくつながる傾聴の方法をわかりやすくお伝えすることで、
患者さんと学生さん自身
支えていくと思っています。
看護学生だった当時のわたしに、
今のわたしの活動を教えてあげると、どんな反応をするのかな?
そう思うと、人生はおもしろいです
さて、授業のお話に戻りますが、
こちらの授業は12月下旬まで続きます。
1回1回心を込めて、生徒さんと共に感じ、考えながら、
学びの時間を届けていきたいと思います。
こちらは校庭の写真です。
葉っぱのグラデーションがとてもきれいでした