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活動報告

目の前の「保護者」の思いを聴く演習〜初任の先生方への講義から〜

広島県教育委員会さまのご依頼で、

初任の先生方約250名様に講義をさせていただきました。

 

 

今年度の初任者研修は約500名様への講演です。

7月にまず半分の方々に講義をさせていただき、

(*記事はこちらをご覧くださいhttps://cocorotocotoba.com/archives/222

 

今回は残りの方々に向けての講義でした。

講義のテーマは「子どもと保護者の心理的ケア」です。

子どもと保護者の気持ちを聴くことの大切さとその方法を

演習や事例検討を交えて学びました。

 

さて、こちらは研修の終盤の演習の場面です。

 

 

私が不登校の子を持つ保護者の役。

教師役は受講者さんの中から立候補で参加していただきました。

母親役が悩みを話し、教師役が母親の思いを聴く演習です。

例えば

保護者「子どもがしんどいのはわかるんですが、

なんで学校に行けないの、なんでスマホばっかり見てるの、

と責める気持ちがどうしても湧いてくるんです。」

 

教師「子どもさんのことを責めてしまうのが、辛いんですね。」

 

このように教師は親の思いを言葉にしながら聴いていく演習です。

私がどんな言葉を話すのかは、

受講者の方々は役割をする方、オブザーバーの方も全員知らないので、

実際に保護者の面談をするようなライブ感と緊張感のある演習です。

 

この演習は研修の最後にしています。

傾聴の方法、基本姿勢を学ぶ演習、事例検討をし、

その後に仕上げの意味でこの演習を行います。

研修の学びを体現していくこと、

自分ごととして捉えられる演習ですので、毎回取り入れています。

 

いつも思いますが、こうして立候補してくださる受講者の方々の

勇気と熱意には感動しています。

同時に研修を学びあるものにしていただき、とても感謝しています🍀

 

 

さて、初任者研修は今年で6年目です。

毎回皆さんが熱心に前向きに学ばれ、そのお姿にこちらも元気をいただきます。

傾聴力を身につけることは、

現場で子どもさんたちに日々向き合う先生方の力になります。

 

 

最後になりましたが、

今回受講された先生方が周りの方とあたたかいつながりを持ちながら

楽しく幸せな教員生活を送られますように☺️

 

その他の活動の報告はこちらからご覧になれます。

https://cocorotocotoba.com/news