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活動報告

三入小学校の先生方と学んだ「教師が学ぶあたたかい聴き方part2〜子どもの自信を育む関わり〜」

昨年に引き続き、広島市立三入小学校さんにご依頼いただき、

先生方の研修会でお話をさせていただきました。

三入小学校さんには、いつもあたたかく迎えていただき、とてもうれしく思います☺️

今年のテーマは「教師が学ぶあたたかい聴き方part2〜子どもの自信を育む関わり〜」です。

 

 

昨年の「聴き方」に加え、

今年度は、子どもに肯定的な感情を伝える工夫をお伝えしました。

 

例えば、子どもが大きな声でしっかりと発表をした時

教師「山田さん、さっきは大きな声で発表してたね。 山田さんが頑張ってるなあと思って、すごく感動したよ。」

子ども「え〜?全然ダメだったよ。緊張したもん。」

教師「そりゃ、緊張することもあるよ。 でも、あれだけできてたら大丈夫よ」

子ども「でも…」

教師「山田さん、大丈夫じゃけえ。自信もちんさい。」

教師としては、子どもを励まそうとした関わりでも、

子どもにとっては、「全然ダメだった」気持ちをわかってもらえない、ともやもやした思いになるかもしれません。

そこで、教師は子どもの「全然ダメだったよ。緊張したもん。」の言葉を聴くことで、

子どもの心はほぐれていきます。

そして、子どもの気持ちが落ち着いたところで、

もう一度「山田さんが頑張ってるなあと思って、すごく感動したよ。」 と

声をかけることで、

教師の思いが子どもに届き、自信につながります。

 

今回もこのような事例検討やロールプレイを通して、

聴き方や言葉がけを学んでいただきました。

 

 

音楽室での講義でしたが、

とてもアットホームな雰囲気で

みなさんが自由に意見交換をなさるお姿に心も和みました。

 

9月の「心の参観日」では4年生さんに

「あたたかい聴き方を体験しよう」というテーマでお話をします。

聴くことの大切さを

子どもさんや保護者の方々と分かち合っていきたいです☺️