連載
暮らしと聴くこと
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話を聴いてもらうと「わかりやすく伝えることができた」〜小学3年生さんの言葉から〜
古田台小学校さんでの「心の参観日」で講師をさせていただいたときの、お話です。
3年生さんと 「あたたかい聴き方を体験しよう」というテーマで、聴くことの大切さやその方法を演習を通して学びました。
こちらに記事を書いています。
〜演習の場面から〜
ペアになり「話す人」「聴く人」の役割を決めて、
相手の話を聴く演習をしました。
話を聴く人は次の三つに気をつけて聴きます。
①相手を見て、②うなずきながら、③最後まで聴く
演習の後、話した人に
「自分の話を、この3つの聴き方で聴いてもらってどうでしたか?」と
感想を聞いた時、あるお子さんが発表してくれました。
以下はそのお子さんと大下とのやりとりです。
大下「自分の話を、この3つの聴き方で聴いてもらってどうでしたか?」
子どもさん「わかりやすく伝えることができました。」
大下「そうか〜。聴いてもらってる、と思って安心してお話ができたから、
わかりやすい言葉でお話ができたんじゃね。」
子どもさん:「はい!」大きく頷きました。
わたしは、心がわくわくしながら
そのお子さんとやりとりをしました。
話を聴いてもらうことの効果を
お子さんがしっかり実感してくれたこと。
小学生さんなりの言葉で表現してくれたこと。
感激でした🍀
聴いてもらうと安心する。
安心するから、話しやすい。
話しやすいから、わかりやすく伝えることができる。
わかりやすく伝えることができるから…とその先はどんどん続きそうです。
「自分の思いをわかりやすく伝えることができる」
これは話す人の意識やスキルだけではなく
話を聴く人の姿勢がとても大きく影響している、
…小学3年生さんの言葉から
それを改めて感じました。
また、このような大切なことを
学校で学び合うことは
子どもさんたちの成長にとって、
大切だと感じました。
聴いてもらうことのメリットと可能性。
これからも多くの方と
聴くことの可能性を発見し、
そのときに生まれる言葉を
大切にしていきたいと思いました。