連載
暮らしと聴くこと
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会話での沈黙が気まずいとき。
相手の話を聴こうと思っても
「会話の途中で相手が黙ると困ってしまう」
「沈黙に耐えられなくて、自分がどんどん話してしまう」
「沈黙が苦手」
といったお声を聞くことがあります。
お話を聴いていて相手が黙ると
気まずいな。
何かを言わなくては…
と、焦ったり、力が入ってしまう、という思いは多くの方にあるようです。
ただ、聴き手が焦ってしまうと、
なかなか相手の思いを、
聴くことが難しくなります。
では、どうしたらいいでしょうか?
沈黙は相手にとって必要な時間、と考えてみると
聴き手はゆったり待ちやすくなります。
相手が黙っている時は
相手のこころやあたまの中で
いろんなことを考えたり感じている時。
相手にとっては、なにもおこっていない時間ではなく
大切なことがおこっている時間。
だから、こちらが何かを話すと
相手の考えたり感じたりすることを遮ってしまうこともあります。
相手が黙ったら
“今は相手が考えたり、感じたりしている大切な時間”
そう思うと、会話のなかの沈黙も少しゆったり待てるかもしれません。
こちらは
家族が、とある街でとった猫ちゃん。
こころやあたまのなかでは
どんなことがおこっているのでしょうね。